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蝉について

蝉ってとってもロマンチックな生き物ですよね
地中で何年間も過ごしてやっとのことで成虫になっても七日で死ぬんですもんね
これで鈴虫みたいな鳴き声だったらひっぱりだこなはず

まず和歌に詠まれまくるのは間違いない

「こんなにたくさん歌を送っているのはやっと会えた嬉しさからなのです。私は蝉のようなもの。蝉は何日飛べるか御存じ?(土から出たばかりの今はあなたを見つけて元気に鳴いていますが、お返事くださらないでいるあいだにも恋の病で玉の緒はどんどんたよりなくなるのですよ)」

とか

「今鳴いている蝉はあの夏の蝉の子ではないでしょうか。(私は片時もあなたのことをわすれたことはないのですよ。)この夏生まれた蝉のように私はこの恋を秘めて生きましょう。しかし蝉はいつか地上にでてきます。(私の恋が明らかになってしまう日がくるかもしれない、それを恐れているのです)」

みたいな歌が古今和歌集あたりに載ってるのがありありと予想できるよね

近代だったら
「夏は暑いけど蝉の声のおかげで耳だけは涼しいわねえ」
とか言われて風鈴がなかったかも知れないよ
蛍を見に行くよりも明かりをバンバンつけて蝉を夜に鳴かせるのが風流ってことになったりして


現代だったらかぶとむしのように売り買いされる虫になるねきっと
美しい蝉をとるために業者の人は蚊に刺されながら木の根元で幼虫が出てくるのを待つんだね
蝉養殖用の森が出来るかもよ

つまり何が言いたいかというと蝉は鳴き声で損してる
でかい声出すために体が空洞とかどんだけ
まあ人間に好かれようと好かれまいと彼らにはまったくどうでもいいことでしょうね

ファーブル博士は蝉の聴力を知りたくて大砲ぶっぱなしたそうですね
それを知った幼き日感じたあれは確かに萌えだった

蝉も「パンクで騒がしいけど実は病弱な高校生デビュー」と変換したらちょっと萌える
うるさいけど
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