スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

歯医者について

私の自慢は歯が丈夫なことで、親不知を抜く以外に歯医者にかかったことはほとんどありません
私の家族は何故か虫歯になりやすく、付き添いで行くばかりの歯医者は子供の私にとって漫画喫茶でした
地域御用達のとある歯科医院には様々なジャンルの漫画が月代わりで置かれていました
動物のお医者さん、キャッツアイ、東京BABYLON、ゴルゴ13、たたりちゃん等々
門の脇に立派な藤棚があり、花の盛りになると蜂が沢山やってきて怖かったことを思い出します
先程久しぶりに前を通ったところ、看板が無くなっていました
ちょっとしんみりしました

かぼちゃ


これを切って皮剥いてレンジでチンしてつぶし


半分は砂糖やらクリームチーズやらをまぜて餡にして餃子の皮でパイもどき


もう半分は牛乳でのばしてスープ

楽しかった

拍手ありがとうございます

皆様に靴が濡れない呪いをかけます


>>お色気うっふんの勘違いしたままでも良かったのかwwwww

それはそれで面白いかなって
お色気幼女にジョブチェンジみたいな(真顔)

>>どうじん君が好き

▲▲▲アリガ島▲▲▲


>>空とか冷たくなってきた空気とか…って空間じゃないかww

>>「石焼き芋の屋台が通る夕方」とか「秋刀魚の塩焼きが出た食卓」とか「銀杏臭くてかなわないイチョウ並木」とか、庶民くさいものしか浮かびませんね(´・ω・`)

>>秋を感じる空間って?よく分からないけど銀杏並木とか雨に濡れた紅葉とか金木犀の植わってる路地とか室内競技のスポーツ大会とか祭りとか社寺とかススキとか萩とか日の落ちるのが早くなった水平線とか秋の夜長に読書とか綺麗な月とか家電量販店の暖房器具売り場とかそういうのではないのかな?

『秋を感じる空間』といううすらぼんやりとした質問にこんなにたくさんのコメントありがとうございます!
おかげで続きを書くことができます
素敵だ……

>>はち

8げっとー
   ヽ_ノ
   /OEO
(((\((゚Д゚)/)))
 (⌒(づ ノづ
   ̄/ミ三| ̄
 +<)三ノ ブーーン

>>本当にジョーちゃん可愛い。毎回可愛いしか言ってないような気がするけどジョーちゃん可愛い

あ、あげないよっ!?絶対あげないっ!!!!!

>>堂仁が辛党って凄くわかるwww サティってジムノぺティのあの人?

凝り性だから香辛料専用の棚とかあるよたぶん
そうですエリック・サティです Je te veux 流してます いやらしいですね

>>六行目の堂仁が同人になってるよ!
続きがドキドキ…。

ありがとう!修正しました

>>備府くん…。(´;ω;`)

こういう展開にしたのは自分なのにもかかわらず、過程すっ飛ばしていちゃいちゃさせたくなって困っている


コメントなしの方も、いつも見に来てくださる方も本当にありがとうございます!

点火前(4)(連載)

とうとうやってきたのだ、と備府は思った。
あれだけ予防線を張ったというのに、何の意味もなかった。胸をかきむしりたくなるような感情に支配されていた。
矢追は明らかに備府を避けている。あんなにまとわりつかれていたのが嘘のようだ。最近では目が合うことすら減っていた。
冷たくなったというわけではない。備府が話しかければ笑顔で応える。会話も弾む。だがそこに見えない壁があるかのように距離を感じる。
ぱったりとなくなったスキンシップのせいだろうか。そう思い備府が何気なく伸ばした手を矢追は振り払った。
『あ…ごめんごめん、ちょっとびっくりして』
自分にだって、矢追が本当に笑っているかどうかくらいわかるのだ。
もう備府にはどうすることもできない。
くだらないいたずらも、拒否を恐れて仕掛けられない。
矢追は自分を見限ったのだろう。やはり無理だった。この半年はきっと優しい夢だったのだ。こうなることは予想していたはずなのに。

入力し終わったカードを箱に詰め、傍らのカートに積む。
席に戻ろうとした備府は椅子の足に蹴躓き、デスクの上のカードをはたき落としてしまった。
バラバラと数十枚のカードが床に散らばる。
今日は矢追はバイトに入っていなかった。
他のメンバーは特設の手伝いに回っている。顔色が悪いと気遣われて残され、入力を屍のようにこなしているのだ。
今ここに矢追がいたら何というのか、備府にはもうわからない。
拾い集めながら矢追との出会いを思い出す。
あの時自分は人に見られることに恐怖すら抱いていたのに。いつから矢追のまなざしを必要とするようになったのだろう。
今日は堂仁の家に泊まりに行くらしい。もっと早く、堂仁より早く矢追と会っていたら、一番の友人になれたのだろうか。
友達さえいればもっと人の心がわかるようになり、嫌われることもなかったのかも知れない。
いや、こんな調子で責任転嫁しかできないから嫌われたのか。
酒を飲めば矢追に自分の落度を尋ねられるだろうか。もう会話するのも嫌になったのではないだろうか。
備府のタイピングの速さは見る影もない。

「うっとうしくないっすか」
パチリ。
「確かにうっとうしいわねえ」
パチッ。
来野と穂江は部室で碁を打っている。恒例の飲み会も山場を過ぎ、周囲にはちらほらと人が転がっている。
「ケンカかしらね。初めてじゃない?」
パチッ。
「ケンカでも点火でも構わないけどとっととどうにかして欲しいですよ……こっちまで気が滅入る」
パチリ。
盤上では穂江の黒が中央に切り込んでいた。
来野の白は左下に大きな地をつくっている。
「備府君澱んでるわよねえ」
パチッ。
「どうせプリンを勝手に食べたとかそんな理由じゃないかなー」
パチリ。
「そうかしら」
パチッ。
「希望的観測ってやつです」
パチリ。
「……あ、ちょっと待った!」
「『待った』はなしよ」

パチッ。

点火前(3)(連載)

「夜の街明りって変な気分になるなあ」
固いシートの上で窓の外を眺める。赤信号に軋みながら車は停車し、矢追の頭がカクンとつんのめった。
堂仁は何をいうでもなく窓を少し下げ、胸ポケットから出した煙草に火をつける。
「一本くださいな」
差し出された箱から引き出した。百円ライターの火は心許無い。
浅く吸い込むが美味くも不味くもなかった。
そういえばこんな味だったような気がする。
車が動き出し、対向車のヘッドライトに矢追は目を閉じた。

揺さぶられて意識が浮上する。うつらうつらしていたようだ。始めは妙な揺れに体力を消耗したものだが、慣れとは不思議なものだ。「起きろ」
「ごめん」
古びたアパートの駐車場には砂利が敷いてある。堂仁は錆びた鉄階段を足音を立てずに上る。矢追にはできない芸当だった。
部屋は綺麗に片付いていた。
「お邪魔します」
言うなり矢追はベッドに潜り込む。かすかに煙草の香りがする。
「何だよ」
「なんか落ち着く」
「馬鹿だろお前」
心底呆れた口調で堂仁は言った。
堂仁は端末を起動し、オーディオでサティを流す。
矢追はサティを知らない。

「堂仁、腹減った」
「キムチ鍋だな」
堂仁のタイピングは備府に勝るとも劣らない。
「あんまり辛くしないでよ」
「お前が子供舌なだけだ」
「堂仁が辛党過ぎるだけだと思う」
備府が出会った時に食べていたのもキムチヌードルだった。
ベッドの上で漫画を読む矢追は備府との出会いを拾い集めるように思い出している。
もしも初めて会った時友人になっていたら。
友達を紹介せず、サークルに誘わず、来野に引き合わせなかったとしたら。
「備府を独占する」という妄想は、限り無く不毛で甘やかだった。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2010年10月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31