セカンド・ラブ

いつまでもあの頃の気持ちが忘れられない。
気持ちが空に向かっていた。周りも同じく前に向かっていた。何事も引く事は出来ないと何故か凄い勘違いしていた。色んな恋に明け暮れ、偽物の恋追いかけてた。そんな自分に酔ってた。何でも出来ると思ってた。そのくせ大した事も出来ない。大した事でも無いのに大袈裟に傷ついた。何もかも勘違いしてた。自分が常識と本気で思ってた。大人に牙向けて自分にはとかく甘い。周りにも自分にも、いい訳ばかりしてた。だけど勘違いが自分には、とても気持ち良かった。人生というステージがある事を全く想像出来てなかった。

ただ今でも忘れていない。あの時の気持ち。
身体の何処かに残っている。

素直な気持ち忘れて、大人するのが本当にいいのだろうか？ なんて疑問探ってみる。

普段は人生という道を進んでいる。空見上げると勘違いしてた頃の自分と出逢う。今ではお互い交わる事も無く、口もきかない。

ただ、勘違いしてた頃の俺が眩しく思う。

過去を否定してる自分が何と無く嫌いだ。色んな事、認めようとしない俺。

このまま人生が終わるのか？
今更迷子とは自分で自分が笑える。
一体何目指していたのか？
忙しくて全て忘れてしました。
走って走って気がついたら今だった。

ただそれだけ。

大きな何か凄い忘れ物してる気がする。
何を忘れているのか？ 全く想像出来ない。

このまま終わるわけいかない。今の事業あいかに任せて何か違う事しようと思う。もう少しで頂点だ。頂点になったら辞めよう。そして新しい挑戦しよう。

後2年。これで決着つける。

次は何を目指して、何をやるか。考えよう。真剣に。どうもこのままでは、満足しないようだ。欲では無い。何か忘れ物をしてる気がするから。忘れ物を探してみよう。