はい今やらしいこと想像した人は私に国産春雨を貢いでください
小学2、3年のある日、田んぼでおたまじゃくしをすくっていると影が差しました
振りかえると全身ピンクのコーディネートで日傘を差したおじさんが立っていました
日傘もピンクです
「ピンクおじさん」はクラスで有名だったのでやった!やっと会えた!と思いました
しかし何しろ出で立ちは異様でした
ピンクである、というだけではなく、「全く同じ色」であることがある種の威圧感を与えました
一分の狂いなくそろえられた服は、目を細めると一続きに見えます
軽い反感のようなものを覚え無視して田んぼに向き直ると
「なんでピンクなのか聞かないんですか?」
と残念そうな声がしました
仕方がないので
「ピンク嫌い」
と言うと
「私も嫌いなんですよ!」
とテンションだだ上がりになったので
(うわめんどくせ絶対嘘だ)
と思いました
おじさんは斜め向かいのタチバナさんでした
一緒に帰りました