○月×日 はれ 
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今日、ついに旅に出ることになった。
この世界では10歳になると研究所からポケモンを貰い、旅に出る権利を与えられる。義務ではないらしいが、まあ、仕方なくだ。
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母「カズイ…あなたもいいかげんゲームばかりしてないで御近所の子達みたいに旅に出たらどうなの?10歳で立派な成人だっていうのに…あなたもう15歳なんでしょ。母さん先が思いやられるわ…ちょっとは苦労してみなさいな。いとこのユウカちゃんだってもう家を出てるんでしょ?」
カズ「えー、だってさあ。隣のシゲルも俺と同い年なのにまだ家にいるぜ?」
母「シゲル君は今年旅に出ることしたそうよ」
カズ「……まじ?」
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さて、 そろそろいかなくちゃ。オーキド博士に呼び出されたんだった。
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…おいおい、そっちが呼び出しておいて留守ってどう言うことだ。シゲルが言うには「隣町じゃね?」とのことで叢まで探しにいったら手前で博士に引き留められた。あんたどこにいたんだよ
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ややあって俺たちもポケモンを一匹もらうことになった。
旅に出るなんてめんどくさいとはおもってたが、いざポケモンを目の前にしてみるとなんだかワクワクする。

カズ「……ユウはたしかフシギダネを選らんだんだっけか。…じゃあ俺は」

カズイはゼニガメをもらった!▼
大木戸「せっかくだからニックネームをつけてみたらどうじゃ?」
カズ「んーじゃあ…スイレン!お前は今日からスイレンだ!宜しくな!」
水「あ……えっと…よ、よろしくおねがい…します…」もじもじ
初めての俺のポケモン。なんだか嬉しい!なんて書いたらいいかわかんねーけど、なんつーか…すっげえ嬉しい!
…でもスイレンはまじめそうだけど人見知りっぽい。はやく仲良くなれたらいいな 

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シゲ「ちょっと待てよカズイー!せっかくポケモンを貰ったんだ。ちょっと俺の相手してみろ!」
シゲルにいきなりケンカをふっかけられた。まあ、負けるわけないんだけど 
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スイレンはすごいやつだ。あんなちっさいくせにすごい力をもってる。これからの旅がますます楽しみになってきた!
よくやったと頭を撫でてやったら顔を真っ赤にして固まっちまったが、なんだか嬉しそうだった

水「あわわ、あ、ありがとうございます…!ま、マスター…」

マスターなんてこっぱずかしいからやめろよと言ったが、やめてくれそうにない。どこまでも真面目なやつだ…