2009-9-28 01:56
遅れましたが拍手レスさせて頂きました!毎度遅くてすみません(*_*)
そしてボカロ短篇に一本。『溺愛ロマン』でカイト相手です。
一応30万打感謝のつもりで書いたら…なにこれあまい\(^O^)/私の文章にしては異様にあまい\(^O^)/
思わずバルスしかけましたが、とりあえず上げました。いつもこんな奴ですみませんorz
それから再びアホリズムのランクに参加させて頂きました!宜しくお願いしますm(__)m
せっかくなんで記念に、追記に日向版の『溺愛ロマン』はっときますねー。
「は……鼻血出る……」
くらくらしながら鼻を押さえて訴えると、ようやく日向くんが私を解放してくれた。あ、でもやっぱり淋しい。くっつきたいけど、服を血で汚したくない私はジレンマに駆られた。
「##name_1##?」
「うん、あのっ、鼻血出そうだから……!」
「また俺に興奮したのかよ」
「うぅ」
クスリと笑った日向くんの顔がいじわるくなっていて、更に鼻の辺りに不穏な気配を感じる。
日向くんは本当に優しくて恰好良くて、たまにずるくてえろいから堪らんのです。
まさかこの殺伐とした楢鹿で、こんなに素晴らしい恋人が出来ちゃうなんて、入学前には全く考えなかったのに、今や鼻血程度なら日常茶飯事だ。
「##name_1##は正直で可愛いよな」
「ひっ……!」
引き寄せたティッシュで鼻を押さえている私をからかうように、今度は背後から抱き締めてくる。しかもうなじにキスした上、軽く吸いつくなんて。どうやら日向くんにスイッチが入ってしまったらしい!
「……だめ」
遠慮がちに制止をかける。
それを完全に聞き流して、彼は私の太腿を妖しい手つき撫でた。未だに首筋へのキスも止まらない。
「やっ……だめ、だってば!」
「##name_1##」
「っ、ん――」
本気で抗議しようと振り向いた瞬間、低い声で名前を呼ばれて強引にキスされた。
こ、これは……もうだめだかも知れない。長めに塞がれた唇が放されてから、つーっと鼻から血が出ていく感じがした。
慌ててティッシュで鼻を押さえる。やはり鼻血が出ていた。
「可愛い」
「ど、どこがっ」
こんな鼻血女のどこが可愛いんだ。そう目で訴えてみても、彼には効果がない。代わりに頭をなでなでされて、何も言えなくなってしまう。
「うぅ……」
「可愛いよ。##name_1##が俺のこと鼻血出すくらい好きだって解りやすいのも嬉しいしな」
「でも、」
「それに知ってると思うが、俺も##name_1##には興奮するぜ。凄く、な?」
頭をなでる手つきが少しいやらしくなって、私はぴくんと身体を震わせた。あ、頭なのに!
そうして数分鼻血が止まるまでそのままなでなでされ続け、やっと鼻血が止まったと思えば、またぎゅーっと抱き締められる。
「だからっ、恥ずかしいから、今はだめだよ……」
「バカ。俺は今の物欲しげな顔をしてる##name_1##が良いんだよ」
「なっ!?」
「――##name_1##、いい子だ。言うこと聞け」
耳元で囁かれると、背中が粟立って身体中が熱くなった。
あまりにピンポイントな日向くんの命令に身動きの取れない私は、ゆっくりと床に組み敷かれてしまう。ああ、もう。鼻血どころか、頭、変になりそう。
「……日向くんのえっち」
「お互い様じゃねえの」
「わ、たしは……っ違う、もん……」
「こんなになるまで俺を待ち焦がれてた癖に?」
脚の付け根を優しく触られて声が漏れた。もどかしい。だけど今の彼はいじわるで、悶える私をニヤニヤ見ているだけだった。
「日向くん……」
「何だよ?」
「……すき……」
私は腕を伸ばして彼の首に抱きつく。もうどうしようもない熱に突き動かされて、自分からおねだりのキスをした。
溺愛ロマン
2009.09.28//日向でも甘い