7/28のにっき。た122

◇7/28
竹内涼真
⇒【嵐にしやがれ】※THIS IS MJ

(7/13解禁・出演者追加発表!!,2018年10/13よりスタート)のにっき。た25 な

ワーナー・ブラザース・テレビジョン製作の世界的人気ドラマ[コールドケース]の日本版で、その第2弾となる『連続ドラマW コールドケース2 〜真実の扉〜』が、10/13よりWOWOWプライムで毎週土曜午後10時から放送される(全10話)。シーズン2で描かれるエピソードとゲスト情報第2弾が解禁された。第5話に出演する田中圭は、女性を惑わすジゴロな男を演じる。

『連続ドラマW コールドケース 〜真実の扉〜』は、未解決殺人事件(通称コールドケース)の真相を解明する捜査チームの活躍を描き、2003〜10年に全7シーズンにわたって米CBSで放送されて世界的に大ヒットしたドラマ[コールドケース]を日本版オリジナル設定でドラマ化。日本版では神奈川県警捜査1課の活躍を描いており、シーズン1は16年に放送。神奈川県警捜査一課に所属する主人公の女性刑事・石川百合(吉田羊)とその捜査チームが毎回、未解決事件の真相を解明していく。チームメンバーは、百合の相棒となる高木信次郎(永山絢斗)、百合の同僚・立川大輔(滝藤賢一)、豊富な捜査経験でチームを支える金子徹(光石研)、百合たちのチームを束ねる指揮官・本木秀俊(三浦友和)。

また、第1〜第3話のゲストとして橋爪功、吉村界人、宮藤官九郎、萩原聖人、矢田亜希子、若葉竜也らが出演する。

第4話のサブタイトルは「執行」。1997年、幼い兄弟が殺された事件で死刑判決を受けた男・萩原敦志役に吉岡秀隆。萩原の無実を信じ、当時事件の取り調べを担当した金子(光石研)へ死刑執行前に真実を探すべきだと告げる刑務官・寺山直也役に佐藤浩市。果たして、萩原はえん罪なのか!?刻一刻と迫る執行の前に金子は刑事の執念で何が出来るのか。また、吉岡サンは撮影当日、現場で丸刈りにして、自身初となる死刑囚役に挑んでいた。

他の西田尚美、利重剛、橋本じゅんがゲスト出演する。

田中圭が出演する第5話のサブタイトルは<指輪>。物語は2004年、銀行強盗事件が起き、女性行員が殺されるところから始まる。この被害者・廣瀬亜紀役を平岩紙が演じ、銀行強盗事件の背景に起きた悲しき物語を可憐な演技で魅せる。そして、亜紀を惑わす色男・荻野朔太郎を演じるのが田中圭。時に甘く、時にダークに亜紀を困惑させていく。世紀の純愛物語なのか、はたまた究極のだまし合いなのかー、物語の展開に注目だ。

他に金井勇太、山根和馬、柊子、松本若菜、丘みつ子がゲスト出演する。

第6話のサブタイトルは「バブル」。バブル絶頂の日本で栄華を極め、バブル崩壊と共に没落したヤクザたちの生き様を描く。のちに謎の死を遂げるクラブ歌手・マリア(水崎綾女)を愛しながらも、組の鉄砲玉として事件を起こし、30年刑務所で暮らした元ヤクザ・金村敦役を奥田瑛二が熱演。実は彼を逮捕したのは、本木(三浦友和)であった。唯一愛した女、マリアを殺された復讐心に燃える金村と彼を救いたい本木の壮絶な闘いが始まる。寂れた歓楽街に横浜中華街を再現したロケーションで、極寒の中、雨にずぶ濡れになりながら拳銃片手に怒り狂う奥田の演技は圧巻だ。日本版オリジナルストーリーだからこそ実現した究極の日本の哀愁劇に仕上がった。

他に金田明夫、毎熊克哉、遠藤雄弥、村上新悟、矢島健一、洞口依子、石橋蓮司がゲスト出演。

また誠実なベテラン検事役としてシーズン1にも登場した宮沢和史演じる大江嗣久の再登場も決定。劇中では百合とのやり取りも描かれており、シーズン1のファンなら百合との恋愛関係(!?)の進展も見どころとなっている。


▽佐藤浩市コメント
コールドケース2に出演依頼を頂いて、光石さんと一緒に出来るのであれば、とお引き受けして、しかも吉岡くんも加わってこういう形で共演出来たこと、嬉しかったです。また、出来上がったチームにゲスト出演という形で参加することにちょっと緊張してしまいました(笑)。でも、このテーマに、そしてこのチームに何か爪痕を残せたとしたらいいなと思います。

▽吉岡秀隆コメント
死刑囚という事で、戸惑いもありましたが根底にはこの世から冤罪が無くなればいいという祈りに近い気持ちで演じさせていただきました。20年という月日をどう表現すれば良いのか現場に行くまでも悩んでおりましたが、メーキャップチームが素晴らしく、牢獄に20年入ったら萩原敦志はこうなると、髪型、皺の数などメークによって教えていただきました。佐藤浩市さんとは、お芝居を通した短い時間の中で沢山の会話をさせていただいたようで、多くを学ぶことができました。

▽平岩紙コメント
コールドケースに呼んでいただけたことがとにかく嬉しかったです。本も面白く、純粋な一つの気持ちを大事にやらせていただける役だったので、真っ直ぐに演じさせていただける喜びを噛み締めておりました。このお仕事を始めて18年目なのですが、どこかで忘れていた真っ新な気持ちを思い起こすことができました。現場の隅々まで愛情に満ちていて、監督にもしっかり導いていただき、本当に幸せなお仕事でした。

▽田中圭コメント
初めてご一緒させていただく吉田羊さん、滝藤賢一さんや、久しぶりにご一緒させていただく平岩紙さんなど、自分の中では“はじめまして”と“お久しぶりです”が混ざり、ダブルで嬉しい現場でした。演じさせていただいた朔という役は、最近演じてこなかったようなとんでもない男でしたので、どうか、皆様にはこういう男に注意して頂きたいなと思いました。

▽奥田瑛二コメント
人間味あふれるドラマの中で集中力を持って演じられたことを監督・スタッフに感謝します。役・金村が開けた扉の向うには過去という景色しか見えなかった。絶望をつなぎとめる糸が切れる……唯一の愛を抱きしめ無情の雨にたたずむ。役については見てのおたのしみ!


まだまだ豪華ゲストが控える『コールドケース2』。再び“真実の扉”が開くまであと3カ月だ。

(6/4解禁・出演者追加発表!!,2018年7/15よりスタート*日9)のにっき。む25 ま

松本穂香と松坂桃李が夫婦役で共演する、累計120万部突破のこうの史代の漫画の実写化『この世界の片隅に』。この度、本作の新たなキャストとして、二階堂ふみ、村上虹郎、宮本信子らの出演が発表された。

同ドラマの原作は、2009年に[文化庁メディア芸術祭]のマンガ部門優秀賞を受賞し、2011年には北川景子主演でスペシャルドラマが放送され、2016年に公開された劇場アニメ版ではのんがヒロイン・すずの声を担当し、ロングランでのヒットを記録した。太平洋戦争の最中、広島県の江波(えば)から呉に嫁いだすずが、第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前向きに生きようとするヒロイン・すずと、彼女を取り巻く人々の日常を描く。

戦時中をたくましく生きる市井の人々の姿をはつらつと描き、その中心となるヒロイン・すず役は、3000人のオーディションから選ばれた松本穂香、すずの夫を松坂桃李が演じる。ほかに尾野真千子、田口トモロヲ、伊藤蘭、伊藤沙莉、土村芳、久保田紗友の出演が発表されていた。 脚本は、松本サンも出演したNHK連続テレビ小説[ひよっこ]などで知られる岡田惠和、演出はTBS系ドラマ[カルテット][逃げるは恥だが役に立つ]を手掛けた土井裕泰。作曲家の久石譲が、民放の連ドラでは約24年ぶりに音楽を手がける。

原作でも人気が高いキャラクターの1人で、ひょんなことからすずと出会い、よき友人となる白木リン役には、二階堂ふみ。リンは広島・呉にある朝日遊郭の遊女で、買い物帰りに遊郭に迷い込んだすずと偶然知り合い、奇妙な友情を育むことになる、この物語のキーパーソンだ。

そして、すずの幼なじみで、初恋の相手である水原哲役には、村上虹郎。すずとは互いに淡い恋心を抱きながらも、亡くなった兄の遺志を継いで海軍兵学校に入隊。その後、周作と結婚したすずのもとへ、再び現れる。哲は、リン同様、原作の人気キャラクターである。

さらに、幼い頃から孫のすずを温かく見守り、不器用なすずの優しさを誰よりも理解している、陰ながら見守り続ける祖母・森田イトには宮本信子。ほか、すずの母・浦野キセノ役に連続ドラマ出演は[徹底的に愛は…]以来25年ぶりとなる仙道敦子、すずの父・浦野十郎役にお笑いタレントで俳優のドロンズ石本、すずが嫁いだ北條家の隣人家族の母で、主婦仲間のリーダー的存在である刈谷タキ役に木野花、隣人家族の祖父・堂本安次郎役に塩見三省と経験豊かな俳優陣が脇を固める。

そして、フレッシュな子役も決定!大河ドラマ[おんな城主 直虎]や連続テレビ小説[わろてんか]でヒロインの幼少期を演じた子役・新井美羽は幼少期のすずを、稲垣来泉は周作の姉で尾野真千子演じる径子の娘・晴美を演じる。


▽二階堂ふみコメント
生と死を身体で感じる日々の中に生きていた人々の暮らし。食べる寝る、誰かを愛し、今日を紡いで明日がある。
当たり前が当たり前でなかった、悲しく寂しい時代に、私達と同じ人間が、懸命に生きていたことを感じる作品にできたらと思います。

▽村上虹郎コメント
都内では連日満席で観れていなかった映画版を、運良く別府の劇場で観ることができました。
劇中で幾度と鳴る空襲警報に子供が“警報飽きた〜”と言うんです。
その言葉がずっと脳裏に残っています。
こんな素晴らしい作品を実写ドラマ化と共によりたくさんの人に届けられること、そして水原哲という役を演じられることがとても嬉しいです。
ご期待ください。

▽宮本信子コメント
この作品は以前から素晴らしい物語だと思っていました。今回、岡田惠和さんの脚本、土井監督の演出で連続ドラマ化されるということで、出演させていただくことになりました。
私が演じるイトは明治生まれで、その時代を生きた人。ごくごく普通の人がその人なりに一生懸命生きてきた、その“なり”を芝居に活かしていきたいです。
すずを演じる松本穂香さんとは前から知っているので、自然に孫とおばあちゃんみたいな空気感でやっています。お客様がどのように感じてくださるか楽しみです。


日曜劇場『この世界の片隅に』は7/15より毎週日曜日21時〜TBSにて放送予定。

(5/5解禁・2018年7/15よりスタート*日9)のにっき。ま448

7月からTBSで放送されるドラマ『この世界の片隅に』のキャスト発表取材会が先頃東京都内にて行われ、北條(浦野)すず役の松本穂香、北條周作役の松坂桃李が出席した。

2007年から09年まで[漫画アクション]で連載されていた同作は、太平洋戦争中の広島県呉市を舞台にした、ある家族の物語。18歳にして北條家に嫁ぐことになった女性・すずが、新しい環境や暗い時代の波に戸惑いながらも朗らかにたくましく生き抜く姿が描かれる。09年には[文化庁メディア芸術祭]マンガ部門優秀賞を受賞。16年のアニメ映画では女優・のんがすずの声を担当した。脚本をNHK連続テレビ小説[ひよっこ]の岡田惠和、演出を[映画 ビリギャル]の土井裕泰らが担当する。

この日の会見冒頭では松本サンは「よろしくお願いいたします。すずさんを演じさせていただきます。このドラマを…えっと意気込みをしゃべったらいいんですね?」とMCに質問するなど、ほんわかとした言動で早速会場を和ませた。

約3000人が参加したオーディションですず役を射止めた松本サンは「事務所の方々もみなさん『よかったね』と言ってくださるのですが、最初は信じられないという気持ちであまり感情がわいてきませんでした」と当時を振り返りつつ「合格を聞いた時は『うれしい』よりもポカーンという気持ちでした。すずさんをもっと知りたいし本当に演じたいという気持ちでいたので、彼女になれるんだとうれしさがじわじわと湧いてきました」と合格の知らせを聞いたときの心境を振り返る。そして「このドラマを観た方が、何か大切なものを考えるきっかけとなる作品になれば。すずさんのように明るく前向きに、精一杯楽しんで最後までがんばりたいです」と目を輝かせた。

オーディションの結果が決まってからは「松本“すずさん”化プロジェクト」と題して、広島に直行し、すずが生まれ育った江波や嫁ぎ先の呉を訪れて“すずが生きた街”を五感で追体験。自らの生活を少しでもすずの暮らしに近づけるべく、大好物の洋菓子も一切、食べないようにして料理、裁縫を特訓するなど、5/8のクランクインに向けて、すずに近づくための役作りに日々、真摯に取り組んでいる。 役作りに関しては、すずは下駄を履いて生活をしているということで、「私も普段、犬の散歩に行くときや撮影の合間に下駄を履くようにしています。まだなにが正解か分からないけど」と松本サン。

桃李君は「すずさんの夫役ということで、しっかりと寄り添いながら、支えながら、小さい幸せを築き上げていきながら、生きていきたいなって思っております」と話し、また、戦時中が舞台となる本作について、「この時代を描いた作品を、戦争を知らない僕らの世代がやることの重要性を常々感じています。この世代でしか伝えられないようなことを、この時代に生きてしっかりと伝えていきたい」と、真剣な眼差しで述べた。過去にも戦争をテーマとした作品に出演しているということで、「映画[日本のいちばん長い日]に出演させていただいたときは日本兵役だったのですが、今回は広島で暮らす人々の日常的な暮らしがフィーチャーされています。そういった人たちの生き抜く強さだったり、身近に感じる日常だったり、小さな笑いとかっていうものがたくさん転がっているということを、テレビを通して感じていただけるんじゃないかなと感じています。朝ドラとかでもありますけど、これは家族の話でもあると思うので、そこの温かみと言いますか、つながりみたいなものを大切にしていきたいですね彼らの生き抜く強さや身近に感じる日常、笑いを大切にしつつ、形にして届けていきたいです。『この世界の片隅に』もしっかりとこの時代にちゃんと生きて伝えていきたい」と、本作へ込める想いを語った。

桃李君は今回、周作役でオファーを受けたが「役より、これを連ドラでやるんだという気持ちが強かった。映画と違い時間を重ねて届けられる。楽しみ…最後、どうなるんだと。時間を積み重ねて視聴者の方に届ける、という連ドラだからこそできる表現もある。どんなドラマになるのか楽しみだし、ワクワクしました」と期待感を口にした。その上で「監督の土井さんと脚本の岡田さんがいらっしゃるのがうれしくて、ぜひやらせていただきたいと」と、土井裕泰監督と脚本の岡田恵和氏の存在が、出演の大きな動機だったと明かした。

桃李君は、土井監督が手がけた12年の映画[麒麟の翼〜劇場版・新参者〜]、岡田氏が脚本を担当した12年のWOWOWのドラマ[尾根のかなたに〜父と息子の日航機墜落事故〜]に出演している。「脚本の岡田さんとは5、6年ぶり。監督の土井さんも7年…久しぶりで、どちらもすごいお世話になって、好きな方。時がたった中で呼ばれて、ご一緒するのはすごくうれしいんですけど…緊張する。どんなもんじゃい、というプレッシャーも感じながら、いい緊張感でお芝居をしながら作品をしっかりと届けていきたいと思います。素晴らしいキャストの先輩と芝居して作品を届けたい」と意気込みを語った。

桃李君は松本サンの印象を聞かれると「お会いする前に衣装合わせがあって、写真を見た時、ピッタリ…すごいなと思った。実際、台本読みでお会いして雰囲気がピッタリだなと。『緊張します』と言っているけれど、表に見えにくい…肝の据わってる女性なのだと感じていますね」と隣に座る松本サンに微笑むと、松本サンは「ありがとうございます」とソワソワ。

松本サンは今回が初共演となる桃李君の印象を聞かれると「周作さんにしか見えない。周作さん、誰なんだろうと…松坂さん、絶対に合うと勝手に、本当に思っていて。(松坂さんに決まったと)聞いた時…お母さんと『ピッタリだよ』って話していて」と言い、ほおを赤らめた。

その言葉を聞いた桃李君は「キャスティングしてくれてありがとうございます。これで決まったのかな?」と笑った。

呉弁の習得に関しては、松本サンは「方言というよりは『へぇ』とか『ほぉ』が多くて、それをどういう感じで言っていくか、これからいろいろ楽しめたらいいかなと思います。方言はかわいいですよね、だからなんかすごい…頑張ります。『ほうじゃね』とか、なんか基本、へへへへしています」とにっこり。桃李君は、「今回は呉弁ということで、1年前にも呉弁の撮影をしていたんですけど、神奈川出身なんですが、やっぱり方言は壁を感じます…すごい高いハードルを感じる。でも向き合って、方言が味方になった瞬間、心強くなってお芝居の助けになる」と苦労を語った。「呉の方が聞いても『ちゃんと喋れているな』というところを目指せたら。監督も広島出身…厳しいかもしれない。細かいチェックがあるかもしれないなと」と熱意を見せた。

佐野亜裕美プロデューサーは松本サンの起用理由について、、オーディションには脚本を手がける岡田惠和氏、演出の土井裕泰氏も立ち会ったといい「実際にお会いしたのは600〜700人くらいを10日ほどかけて…という感じでして、有名無名関係なく1次からやりました。お芝居が上手い方もかわいい方もたくさんいらっしゃったのですが、松本さんが一番すずをやっているのが浮かんだというのが率直な理由です」と説明。「オーディションの部屋に入ってきたときに何かすごくアンバランスな魅力を感じて。手足がすらっとして長いんですけど、何かちょっとファニーな顔。アングルによって表情が全然違う顔立ちを含めて、すごく魅力的な子だなと。この子がすずをやっているところを見てみたいと、私と監督の土井と脚本の岡田さんと3人満場一致でほぼ最初の印象で決めていたところがあります」と明かす。

桃李君の起用理由について、佐野プロデューサーは「実は原作では深く描かれているようで、描かれていない難しいキャラクターを演じるのに、いろいろな役を演じられている今の松坂さんに演じていただけたらと。ただ優しいだけではなく、すごく人間味のある、深みのある周作を演じていただけるのではないかなと思ってキャスティング致しました」と語る。

『この世界の片隅に』は、5月上旬から9月上旬まで撮影予定。1月に制作サイドが、呉市の協力の下、ドラマに協力してもらえる古民家を募ったところ、1926年(大15)に建てられた、築94年の家が見つかった。3月中旬に解体し、4月から都内の緑山スタジオ内のオープンセットで移築を開始。北條家のシーンの撮影を行う。すずが生きた時代に建っていた古民家を前に、松本サンは「オープンセットを初めて見て…すごかったですね」と感激した。

桃李君も「再現度というか、原作の家の造りだったり、木の植え方だったり、段々畑とか…きっとここに防空壕が出来るんだろうなと。美術スタッフが広島の方で、作品の愛し方が細かいところまで出ている。身の回りのものが(演じる)世界に連れて行ってくれる要素。これだけ愛されているものだとポンッと入っていける。心強い。再現度がすごかった。美術スタッフの方は、広島出身なんですよ。作品への愛情の注ぎ方が細かいところに出ていて、こっちにも伝わってやばい、頑張ろう、と(笑)」と喜んだ。

発表会ではそのほか、オリジナルキャラクターの刈谷幸子役を伊藤沙莉、夫が出征中の主婦・堂本志野役を土村芳、すずの妹・すみ役を久保田紗友、周作の姉・黒村径子役を尾野真千子、周作の父・北條円太郎役を田口トモロヲ、同じく母のサン役を伊藤蘭が務めることも発表された。なお、原作者のこうの史代は「脚本を拝見し、夢にも思わないほど素敵でうれしくなりました!飛行機が離陸する時のように力強く走り出し、悠然と飛び立ってくれたなと感じています。こんなに魅力的なキャストのみなさんに演じていただけるのも楽しみです。重厚感のある傑作になると確信しています!」とコメントを寄せている。

佐野氏は、ヒロインを支える役者陣の起用について「松本穂香さんが、まだお芝居を始めて2年少しくらいで、まだ新人に近いところにいる方でありますので、ほかの方々はきちんとお芝居のできる方々を挟んで、のびのびとすず役をやれるようにと思って、尾野真千子さんをはじめキャスティングをした次第でございます」とコメント。「クランクインは5/8で、9/6くらいまで撮影している予定で。一部は(作品の舞台の)広島や岡山辺りのロケを予定しています」と今後の予定についても言及した。

音楽家の久石譲氏が94年のフジテレビ系ドラマ[時をかける少女]以来、24年ぶりに民放連続ドラマの音楽を担当することも決まった。松本サンは「まだまだ経験がない中で、素晴らしい方々と一緒にやらせていただく…どんなことが起こるんだろうと、めちゃくちゃワクワク。知らないものが見えるんだろうな…感じたことを元に頑張りたい」と胸を躍らせた。


『この世界の片隅に』はTBS7月期日曜劇場にて7/15より放送開始。

(7/4解禁・2018年8/4よりスタート*土11)のにっき。き92

渡辺麻友が主演するフジテレビ系連続ドラマ大人の土ドラ『いつかこの雨がやむ日まで』に、堀井新太、吹越満、筧美和子、宮澤エマ、星野真里、桐山漣、木村祐一、斉藤由貴が出演することが、分かった。

ドラマは、ある事件をきっかけに絶望に突き落とされた女性の姿を描くラブサスペンス。ミュージカル女優を夢見ていた森村ひかり(渡辺麻友)は天真らんまんな少女だったが、11歳の時に起こったミュージカル女優の殺人事件で事態は一変。殺された女優の恋人でひかりの兄の森村國彦が容疑者として逮捕され、加害者の家族となったひかりは、名字を変えて「北園ひかり」として生きることに。15年後、引きこもり状態の由布子は、キャバクラ嬢として生計を立てるひかりに依存。ひかりの親しい女優・矢吹麻美の恋人だった兄・國彦(桐山漣)が殺人犯として逮捕されたことを機に精神的に病んでしまったが、國彦さえ戻れば昔の幸せな日々が戻ると盲目的に信じている…という役どころ。殺人者の妹として、幸せになることを諦めて生きてきたひかりだったが、そんな中、出所した兄から「俺は無実だ」 という衝撃の告白を聞く……。出所した兄からは無実を告げられるひかりだったが、兄を逮捕に追い込んだある男との再会でまたも運命を翻弄されていく…。

その男こそがひかりの幼なじみ・谷川和也(堀井新太)。15年前、実家の老舗料亭『たにがわ』で板前をしており、当時『たにがわ』で修業していたひかりの兄・國彦にはかわいがってもらっていた。しかし15年前、和也は國彦が殺人現場から走り去るのを目撃。殺害された國彦の恋人・麻美の死体第一発見者となったのだ。そんな和也の結婚を前提とした交際相手・三上沙耶を筧美和子が演じる。

このほか、ひかりの兄であり、15年前に恋人を殺害した容疑で有罪判決を受けるも、出所後に無実を訴える北園國彦を桐山漣、斉藤由貴精神を病んでしまったが演じるのは、ヒロインの母親・北園由布子。引きこもり状態でひかりに依存しているという役柄だ。ひかりの唯一の心のよりどころであるミュージカル劇団『ウミヘビ』の天才肌演出家・天竺要に吹越満、天竺の娘で劇団に所属する天竺芽衣に宮澤エマ、15年前に殺された被害者の麻美の優しい姉であり15年前の事件の鍵を握る矢吹千尋に星野真里、15年前の事件を担当した所轄の刑事で國彦の出所を機に、ひかりや和也の周辺を嗅ぎまわるようになる剛田仁志に木村祐一が起用された。


▽渡辺麻友コメント
AKB48卒業後、初めての連続ドラマ出演ということで身が引き締まる思いです。
舞台女優を目指していて、少し影のある女性、ということで私にぴったり?かもしれません(笑)。
ドラマの演劇シーンでは歌唱シーンもあると伺いました。
緊張もありますが、舞台に立てる!という喜びを演じながらも楽しみたいと思います。
この夏の素敵な思い出になるよう
また、主役に抜擢していただいたからには
精一杯つとめさせていただきます!

▽堀井新太コメント
儚くてもろくて、それでも前を向いていく主人公・ひかりの生きる希望の懸け橋になるのが、僕が演じる谷川和也です。和也のひたむきな想い、力強さ、真っ直ぐさが、ひかりにとっての道標になればと思っております。まだ撮影を始めて半月ほどですが、道が見えてきました。見応えのある作品になるように精一杯務めますので、皆さん是非ご覧ください。

▽吹越満コメント
「人生を狂わせる問題」を「雨」と例えれば、それはそれはぜひともやんで欲しいと思う。僕が今 抱えている問題は、ミュージカルの演出家の役をやるにもかかわらず歌と踊りが全くダメなこと。もうびっしょびしょのずぶ濡れです。
クランクインの日に、渡辺麻友さんが一人でアカペラで静かに歌う声を聞きました。一本の傘を見つけたような気がしました。彼女がいれば濡れずにすむ! 役の気持ちと僕の気持ちがリンクしたのです。頑張りまーす。

▽筧美和子コメント
繊細さと傲慢さ。歪な沙耶独自の思いや背景などを考えれば考えるほどとても未知数な女性で面白く、でも台本を読み進めていくうちに彼女の些細な心情の変化に恐怖を感じる瞬間もあります。
渡辺麻友さん演じるひかりにあんなことやこんなこと、たくさん嫌な思いをさせてしまうことになりそうです……(笑)。この夏の夜にヒヤッドキッゾクッとなって頂ける事と思います。

▽宮澤エマ コメント
ひかりが希望を見いだすべく入った劇団でまたしても雨を降らせてしまう様な厳しい発言が多い芽衣。実際にミュージカルの現場にいたら私は怖くて近寄れないです。でも努力をしてもなかなか叶わない夢を必死に追いかける芽衣の姿を見習い、初めてのドラマ出演ですが真っ直ぐで不器用な芽衣に少しでも共感して頂ける様、演じたいと思っています。

▽星野真里コメント
オトナの土ドラ、15作目にしてやっと出演できる機会をいただき、大変大変嬉しく思っております。非常に熱意ある制作陣の皆様と、捉え難き「愛」に挑ませていただきます。
渡辺麻友さんが演じるひかりの追い詰められたからこその強さ、美しさを私自身も楽しみにしています。あれ?私は敵?味方?是非ご覧ください!

▽桐山漣コメント
國彦は全ての始まり、いわば無実の罪を被ったことで物語のゼロからイチを作ってしまった青年。与えられた時間や尺の中でどこまで役に深みを出していけるか、日々台詞の一字一句と向き合い考えてます。妹役でもある渡辺麻友さんとは初めましてですが、華のある眩しさの中にどことなく影も感じる方なので本作での兄妹共演はとても楽しみでもあります。
國彦はなぜ有罪を認めてしまったのか、謎が多く隠されている「いつ雨」は、愛と狂気がテーマです。15年が経ち國彦の真実へ向かう執念、心情を丁寧に演じていきたいと思ってます。この夏、土曜日の夜が待ち遠しくなる作品づくりへと励んでいきたいと思います。

▽木村祐一コメント
今回は孤高の刑事役ということで、共演の皆様とは個々に聞き込みなどで絡ませて頂く予定です。渡辺麻友ちゃんは、非常に可愛いので、あまりキツイ調べ方は控えようと思っております。が、こればかりはわたしの自由にはなりません。しかしながら個人の思いとしては渡辺麻友ちゃんには公私ともに幸せになってもらいたいです。どうかご覧下さい。

▽斉藤由貴コメント
渡辺麻友さんとは以前、FNS歌謡祭で、私のデビュー曲の、「卒業」を一緒に歌わせていただく機会がありました。祭、の名の通りとても慌ただしい場だったのですが、渡辺さんはそのリハーサルで、すっぴん、上下ジャージという出で立ちでした。ガヤガヤした中で、でも何かとても静かな雰囲気を纏っていて、目が綺麗で、こういう女の子に歌ってもらえて嬉しい、と感じた事を今でも鮮明に覚えています。
私が今回演じるのは、「なかなか雨のやむことのない」、心を閉ざし、少し壊れてしまったお母さんです。でもその中でも、渡辺さんと、歌の時のように、お芝居でも素敵な化学変化が起きるのを楽しみにしています。


オトナの土ドラ『いつかこの雨がやむ日まで』
東海テレビ・フジテレビ系 2018年8/4(土)放送開始
毎週土曜23:40〜24:35
※初回のみ23:45〜24:40
※9/8(土)は放送休止
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