さて、12月頭くらいに就活活動を終えました。色々ありましたが、最終的には入りたいと思っていた所に就職できる事になったと思います。
正直な所、不安はなくはないです。本当にこの業界でいいのか、という迷いもありました。
しかし、恐らくどの業界を選んでも、私は同じように思うでしょう。選択するというのは、他方を選ばないという事ですので当然だと思います。
だから、ダメならその時に転職でも考えます。まずはやっぱりやりたいと思った事をやってみようと思います。
うーん、就活を始める前と今、随分と変わったような気がします。気、じゃないな、断言できますね。
やっぱり成長したなぁと何よりも思います。人と話すのが苦手で、行動するのが苦手で、決断するのが怖くて、責任をもつのが怖くて、自分に自信のなかった私ですが、随分と変わりました。悪い所もいっぱいあるけど、いい所もあるよ、ね。その辺りの短所も大分改善されましたし。
就活を通して、色んな事を考えられたし、変わる切欠にもなったとも思う。
せっかくなので、自分の就活活動を振り返ってみたいと思います。
記録として残しておくと、あとで色々考える事もできるでしょうし。もしかしたら、誰かの役に立つかも知れませんしね。
当初の自分はというと、初めて面接の練習をした時には、内容よりもまず「暗くみえる」という、ごく基本的に指摘をされ、丸暗記すらも口に出来ない。マナーは悪くないよなかったのですが。
また、たまたま友人と一緒だったグループディスカッションでは、「人にも迷惑がかかる」と友人から、厳しく叱られるような有り様でした(苦笑)
……いや、本当に苦笑しか浮かびません。思い出しても「ダメすぎる!」の一言に尽きるくらい、本当にダメすぎました。これで受かるのか、そのたびに泣きそうなくらいでした。
そして、サークルも3年になるまで入っていませんでしたし、殆ど活動していなかった。
こう、よく就活生がアピールするような、アピール出来るものが皆無だったんですね。資格もありませんでしたし。
かと言って、嘘や作り話は嫌いです。嘘はバレるというのもありますが、嘘吐くの、不誠実なのは嫌いなの。誇張表現はあったかも知れませんが、作り話などは一切しませんでした。
思い返すのも情けないというか恥ずかしいのですが。でも、だからこそ逆に私の話で頑張ろうと思える方もいらっしゃるかなぁ。
だって、こんな私でも内定いただけるんですからね(笑) 何度も諦めたくなると思いますが、最後まで諦めないで下さい。諦めなければなんとかなります。
面接以前にまずその内容、自己アピールとか頑張ってきた事とか、本当に苦労しましたね。履歴書も何を書いていいか分からない、書ける事なんて何もないと思っていましたし。自分の長所などを考えた時、別段秀でてる所なんてないなぁ何もかも普通だと思っていたのです。
例えば、細かい事に気がついたり、気配りできたり、人のために何かできたり、そういった長所が私にはあります。
しかし、そういった事を考えた時、誰もそうだよなぁ社会に出て役に立たないよなぁと思っていたのですよ。
ですが、そんなこと、ないのですよね。現に、自分の友人にそういう事が出来ない友人がいましたし(笑)
自分にとって当たり前の事でも、実は人から見たらすごい事だったり、評価される事もあります。また、この仕事では評価されないけど、あの仕事では評価されるというものもあります。
私は、大学生活ですごい事をできたわけでも、結果を残せたわけでもありませんでした。
サークルに入ったのも3年で。研究会のようなものにも3年から所属していたものの、やはり学業に含まれますので、それ以外の話をと言われても話せないと思っていました。
学業以外では何をしていたのか、本当に分からない学生生活でした。平凡すぎて、なんの面白みもない、話す事もない大学生活だと思っていました。
しかし、研究会などで苦手な事に挑戦してきた経験、私は誇れるものだとは思っていませんでしたが、すごいねと人には言われました。
小説を書く事を通して学んだ事、苦しい時にどう乗り越えたか、サイトで皆様と関わる中で学んだ事など……面接官の方は真剣に聞いて下さいました。
よく就活で「何をしてきたか、ではなく、その経験を通して何を学んだか、どう成長できたかという事が重要」といいますが、こういう事なんだなと実感しました。
あと実はダイエットをかねてしていただけなんですが、筋トレをしていたと言ったら、「筋トレですか」と関心されました。体力が必要な感じだったからかと思いますが。
意外とこんなのに?というものに反応いただけたりします。言い方次第でも。
何も出来ない人なんていません。どうか諦めないで下さい。
あとですね、グループ面接した後に一緒だった方と、お話する機会があったのですが、一、二番目良かったよねと言われて、自信をもてるようになれましたね。
なんだろ、やっぱり人からの評価も、自信に繋がるという点では結構重要です。
ちなみにその時まで面接ではずっと震え、指先などは痛いくらいに冷え切っているような緊張状態。以降、緊張はするものの、そこまでじゃなくなった。自信って重要です。
勿論、面接官の皆様との相性もあるかとは思いますが。
「暗い」から始まった第一印象ですが、最近では「快活」だと言われるようになりました。
元々明るい方ですが、初対面では大人しいと言われがちにも関わらず、緊張している場でそれを出せるようになりました。
意外と伝えたい事を伝えようと必死になっていると、緊張って忘れるものです。
面接は、コミュニケーションの場。私を知っていただく機会であり、未来の上司を知る機会。ですから、賛同していただけたりすると、純粋に嬉しいです。分かっていただけたんだなぁって。時々面接だという事も忘れ、表情がほころぶ(笑)
失礼な事をしそうで怖いなどと思っていましたが、面接官も人ですから。歓喜極まって言葉に詰まっていたりしても、多分許してくれます。私はありました、そういう時。
私は表情はころころ変わるし、結構身振り手振りするし……落ち着きないかなとちょっと不安でしたが、逆に想いが伝わって良かったのかな?意外と通りました。
「礼儀正しい」と「堅苦しい」は違いますし、「リラックスして」「自分らしく」と「だらしなく」というのは違います。
100社面接受けた、だからあんまり緊張しないかなという人もいましたが、それ自体には初めはすごいと思ったものの、受け答えや態度を見ていて納得。悪い意味で緊張感が全くなく、礼儀正しくもなく、だらしなさを感じました。
つまり、あまりにも落ちるという事は、やはりそれなりの理由があるのです。私にもたくさんありました。私は自覚しています。
10月始めに就活を諦め、バイト先で社員として雇ってもらうという友人もいました。勿論、それも一つの方法だと思います。
今の時代は一生その仕事を続ける訳ではない方も多いですし、何処にも就職しないよりは何処かするべきです。
ただ、それが逃避であってはいけないと思います。後々、後悔するのではないでしょうか。
10月始めというと、まだまだ採用を続いている企業はありますので、諦めるのには早いのです。
よくは存じませんが、学科を移動した人もいるようです。哲学科という印象を嫌がったのでしょうか。
留年する人がいるくらいですから、そのくらいはまぁあるのでしょう。
何を選ぶかは自分の自由です。ただその責任も結果も引き受けるのは自分自身。後に振り返った時、恥ずかしくない選択をする事をおすすめします。
で、公務員も民間企業も受けた私ですが、正直どちらも辛いです。落ちていますので、大したアドバイスは出来ませんが。
公務員は楽でいいよねと言う友人もいましたが……本当に何を言いますか!企業と違って受けられる数が少なく、一つ一つ首が締まっていくあの感覚!本当に胃が痛くなります。吐き気などのため病院行って胃薬飲んでたよ、しばらく。治らないなら胃カメラを、と勧められたよ。
やっていないから分からないだけです。寧ろ私は、企業の方がたくさんの方と出会え、様々な考えに触れられ、とても楽しかったです。
あのですね、友人にいたら本当にそういう事を言うのは止めてあげて下さい。公務員と民間企業、大変さの種類が違うんです。そして、本人も民間を受ける就活生のように活動的でないのは、やはり焦っています。家に籠って勉強とかさ、辛いし頑張ってるんだけど、比較しちゃうと頑張ってる気しないの。
ちなみに想像でしかありませんが、今から公務員も民間企業も平行して頑張ろうという場合は、それこそほんとーに!辛いんじゃないだろうかと思う。
まぁ落ちるとは思ってたけどね。受かるような人の勉強量、努力はこんなものじゃないと思うし。
でも、やっぱり私は私なりに頑張ってみたかったのです。そしたら、落ちてすっきり出来るじゃないですか。民間企業と平行してたら、絶対に自分の中で言い訳しそうですしね(苦笑)
で、今は、ですが。結果論かも知れませんがね、実際落ちて良かったなとも思ってる。今受かった企業の方がやりたい事が出来る気がするから。一緒に働きたいと思える方々だから。
色んなものも見れましたしね。悪くないと思ってます。政治や法律にも興味がもてましたから。これから暇を見つけて勉強していけたらいいなーと思ってます。その経験は無駄になっていないと思うし、無駄になんかしません。
あ。あと大手と中小両方から内定いただいて、親が大手にしろというからそっちにしたとか、いう人もいるって聞いたけど、それはちょっと情けないんじゃないかなーと思う。
単純に大手と中小なら大手、と自分で決めるのは分かりますけどね。もう社会人になるんだから、自分のやりたい事を考えて、自分で決めた方がいいんじゃないかなと思うな。
貴方の人生は貴方のもの。その責任も苦労も貴方のものですから。誰も肩代わりなんてしてくれません。
良い、悪いなんて評価を下すのは、自分自身です。
なーんて、まだまだ若輩者の私が言えた事じゃないんですけども。とりあえず、就職活動を終えての私自身の感想です。
一年間、辛い事も沢山ありました。でも、勿論辛いだけじゃなくて。得られたものも大きいです。頑張って良かったなと思っています。
就活以外にも言えるではありますが、何事も如何に前向きに頑張れるか、が重要ですよね。辛い面なんてあって当たり前ですし、だったら得られたものとか嬉しい面を見ていた方がずっといいんじゃないかなって。辛いのは皆同じですし、諦める事はいつでもできるし。
うーん、就活も長かったために、やっぱり纏めも長くなっちゃったな。
これから就職活動の皆様に、少しでも何か有益なものがあったら嬉しいですが……どうなんだろう(苦笑)