否決され、次の動きは12月だと聞いていたのですが、とうとう来ました。
そこで、ニュースやmixiコミュニティの記事,まとめサイト様を見て現状について学んできました。
また知識不足等もあるかとは思いますが、少しでも早く多くの人に伝わってほしいと思い記事を書いています(mixiに載せ、当ブログ向けに一部修正しています)。
とても長くなりますが、参考になるサイト様のURLも載せていますので見て頂けると幸いです。
<今回の改正案について>
どう変わったかはできれば
東京都青少年の健全な育成に関する条例【新条例】のページをご覧いただくか、または一般的に広まっている
mixiニュースをご覧ください。
また、この不足分及び腐女子的にもしっかり記載しておきたい事を少しここに参考サイトより引用及び加筆修正致します。
・18歳未満に見える、あるいは、設定年齢を18歳未満とするキャラクターを当事者とする性交若しくは性交類似行為は全てこれに該当することになり、
「非実在青少年」規制は消えたように見えて残っています。
・否決された改正案とは違い、設定上18歳以上による「刑罰法規に触れる性交若しくは性交類似行為」も規制対象になっています。この点では、むしろ、
規制範囲は拡大しています。
・ボーイズラブも当然に該当します。
・「強姦等の著しく社会規範に反する性交または性交類似行為」の範囲は著しく曖昧です。「強姦」は明らかな犯罪行為であり、当然、「刑罰法規」に該当します。が、条文では、「刑罰法規」でも「犯罪」ではなく、「著しく社会規範に反する」という言葉を敢えて用いています。「社会規範」には、当然、法令 (法規)以外の倫理的な規範、例えば道徳等も含まれます。すなわち、「強姦『等』」の「等」には、犯罪だけではなく、倫理や性道徳も当然に含まれると解釈 する他はありません。例えば、同性愛、近親関係は含まれるでしょう。
<参考サイト>
●東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト
●12月都議会に再提出されました『女性向創作活動における表現規制問題について』
●東京都青少年の健全な育成に関する条例【新条例】
<私の意見を一部箇条書き>
・ただ規制するのではなく、正しい性教育をする機会を増やす事が大切。
・安易に条例で規制するのではなく、出版側や書店での配慮が何より求められるのではないでしょうか。18禁指定をするのか、書店での配置場所をもっと配慮するのかなどはそれぞれの出版・書店側に考えてもらう必要がある。
・同人業界ではサークル側も印刷所も修正への配慮もしているし、販売もきちんと18歳以上に行うようにしている。しかしこれが可決されればここまで規制の手が伸びてくる危険が十分にある。
・青少年は適度な欲の発散が必要。そういった場を極端に減らす事になりかねない。
・青少年、つまり子どものこういった面の管理・規制は『親』が判断してすべき事では?
・【条例が可決すれば後から何とでも色々付け加えられる可能性がある】と以前の否決前に聞いたことがあります。そのため、可決後に更なる規制がされる恐れ有り。
<他に聞いた意見>
・二次元だけが対象と言うのはおかしいのでは?
・まだ曖昧な点は多い
・それよりも過激なweb広告を撤去してほしい
・違反者が増える→違反金での収入増加狙い?
・3次元は良いのに2次元だけというのがおかしい
・ここを規制したら逆に実際の子供の犠牲者が出るのでは
・何故アダルトビデオは当てはまらないの?
・ヲタクをとにかく潰したいという印象
・実際に学ぶ機会を減らしてしまうだけでは
・法律で規制できないから条例で規制するの?
<その他、【日刊サイゾー】での関連記事と本文から感じた事>
・
www.cyzo.com
本文より‥‥「意見交換会の時に、さまざまな作品を見せて"これはどうなんだ"と問いただしたら、
『僕は妹に恋をする』(小学館『少女コミック』掲載の少女マンガ)まで"近親相姦だからダメ"と言われた。意見交換じゃなくて査問みたいな感じでしたよ」(出版関係者)
(この漫画を通して感じたことがある人は多いはず。これも規制対象になるとは‥‥。)
・
www.cyzo.com
本文より‥‥大阪府では4月の段階でBLを有害図書指定していないものの、東京都では6月、7月、9月と、それぞれ指定がなされている。その理由は、
あまりにも性器の「消し」が薄い(というか、消していない)とか、付録に過激なゲイ物のDVDが付いているといった理由。大阪府のBL大量指定は注目を集めたものの、実際に大阪府に「どこか問題か」聞きに来た出版社は1社だけだったという。東京都が指定を行ってからも、付録がローターの雑誌が公然と発売されたり、どうもBLを出している出版社は危機感が欠如しているとしか思えない。
(BL漫画は同人誌しか知らないのですが、これが本当なら出版社側に配慮は必要となってくるような印象を受けます。)
<最後に>
犯罪ではなく社会規範、という枠組みを設けた事で【同性愛(BL,GL)】【近親関係(親近相姦,兄弟愛etc)】が規制になります。
しかし、2次元でなく実際に合意の上でそういった恋愛になっている人たちにとって、これは差別といっても過言ではないように思います。
また、今回特に『性』に焦点が当てられていて、以前あった『暴力』については薄れている印象を受け、最初は規制すべきなのは暴力面では?とも思ってしまいました。
ですが、様々な方のご意見や記事を読んで考え、思ったのです。
暴力や性を取り扱うことで命や様々な事に訴えかけてくれる素晴らしい作品は世の中にたくさんあって、それが苦手に感じる人もいるかもしれないけど、極端に描く事で多くの事を感じ学べる人もいるのだ、と。
実際に、こういった事を取り扱う作品を見て犯罪を犯すのを止めたという事実もあるそうです。
確かに出版側などに配慮が必要なところがあるとは思います。ですが、このままではやはり表現の自由を奪う事に変わりは無く、本当に必要な青少年への正しい性教育といった目的は果たせないように感じます。
そして青少年を守るのは条例でなくその身内であり、親であるはず。どこまでを良しとするかもその家庭内で様々であっていいと思うのです。
私は今回も反対派です。
もう少し学び理解し、今月中には実際に反対意見を送る方針でいます。
なんでも、前回の否決により安堵している方も多く今回に対しての反対意見等の動きが少なく感じられているそうですし。
微力ながらできる事をしたいと考えています。
腐女子な私としては、BLに規制が、という事でこういうアクションを起こしている事も事実です。
また、他にキーワードとして上がっている親近相姦・強姦・輪姦・暴力表現等は苦手です。
ですが、それも含めて、これらの規制については反対姿勢でいます。
自分自身が苦手な作品でも、他の誰かには心に響くものがあるかもしれないんだから。
個性って、そういう事でしょう?
最後に、上手く気持ちをまとめられない事に謝罪すると共にこの記事を通して少しでも何かを感じて頂ける事を祈りながら、ここまで読んで下さった事に心から御礼申し上げます。