人を信じるのって、ものすごく難しい。
信じられるようになるには、まず、自分が他人から信用される人間にならないといけない。
私自身が自分を信じられないから、人のことも信じられないんだろう。
「信じる」というのは、どういうことだろうか。
この人になら、裏切られてもいい。裏切られても、信じたことを後悔しない、と思うこと。
私の中では、大体そんな感じ。
一度もそんな風に思ったことはないけど。
私の頭の中はいつも、どうせこいつも裏切るんだろう、こんなやつ信じてたまるか、傷つけられるのはごめんだ、そんなことばっかり。
本当に清々しいほど、自分を守ることしか頭にない。
最初から、悪いのはあちらだと決め付けて、自分が被害者だと自惚れて。
本当は人間関係に、どっちが良いとか悪いとか、関係ないのにね。頭では分かってるくせに。
でも、口で言うほど、やっぱり簡単じゃない。
脳味噌がどれだけ理解していようが、やっぱり感情で動いてしまうのが人間だな、って思う。
いや、単に私が、感情のコントロールが下手すぎるだけなのかな、どうなんだろう。
傷つくのは、本当に怖い。怖すぎて、前に進む勇気も気力も、根こそぎなくなってしまう。
もう、立ち止まったままでいい。動けなくても、今の状況が辛かろうと、苦しかろうと、前に進めば、また痛くなるだけだ。傷ついてしまうだけだ。もうこれ以上、嫌だ。歩きたくない。そう思ってしまう。
ただの甘ったれ。