話題:センチメンタル
今日は夢見がアレだったせいか気分が上昇しない。
あのままいても、サンドバックだったのにね。
それでも時折見せる優しさと笑顔が私を引き止めていた。息子に危害が及びそうになるまではね。
別れて…正解だったのか…私には、分からない。
給料だけは高かったからね。もしかしたら、息子にとっては、いい条件だったのかもしれない。
そんな息子を私は、私のエゴで引き取った。貧乏な暮らしになると、息子に寂しい思いをさせると分かっていながら…
私は正解を引いたのだろうか?
あの人は、今もギャンブルに勤しんで、酒に溺れているのかしら?
女が違えば、違うかもしれないね。
私は、あの人には不向きな女だった…
ただ、それだけなのかもしれない。
もうモラハラは、やめたかしら?
もう、お嫁さんはもらった?
もう、子どもはいるの?
今、幸せですか?
あの人は私のことを思い返しもしないだろうな…
出来るなら思い返して、反省して欲しいけど…無理だろうね。
あの人が大事だったのは、結局、私ではなく息子…
私は子を産む道具だもんね…
しかも出来損ないの…
奇跡的に着庄した子どもを産んで、私は母になった。
「怖いなら、おろしてもいいよ」と、あの人は言ったけど、私には、その選択は出来なかった。自分が偶然の子だと知っていたから…
おろされる子の痛みが分かるわけではないけれど、一歩間違えば私がこの世にいなかった人間だから…
私は成績は優秀でも、女として、三人の中で一番出来損ないなんだよ…
優秀なのは二番目だね…
羨ましくもあり、妬ましくもあり…顔も見たくない存在…
あの人の近況が知りたいなって、偶に思う。
不幸になっていて欲しい…
これは、なんなんだろうね?
あの人には幸せになっていて欲しくないの。私を不幸にした人だから…
私という人間は、そんなに出来た人間じゃないのよ。
恨みもするし、妬みもする。卑屈だし、病気だし、デブだし…もう、いいところなんてないんだよ。
早く咲き過ぎた花は散るのが早い…
私はもう、枯れた花…
次に芽吹く事もない花…