岳人が家出をするとき必ず忍足の家に行くという公式設定が美味しすぎてそこそこ辛い
岳人なんでそんなに忍足のこと好きなん?あんなぶっきらぼうでええんか岳人
全然私のせいじゃないけど岳人なんかごめんな。忍足がぶっきらぼうな子で
というわけで今日も忍足と岳人の話です
岳人が家出先を忍足宅にする決意をした初めの時、突撃お家訪問!じゃなくて一度忍足に電話してみるんですよ
忍足って謙也と3日に一回は電話してるし、1〜2時間は余裕やろとか言っていたので、絶対忍足に電話が繋がらない時間があるはずなんですね
そうとは知らずそのタイミングで岳人は電話をかけちゃって、繋がらなくてクソクソっ!ってなるんですけど、
「もう掛からねえから知らねー!このまま行ってやる!」と、岳人は忍足ハウスへ一直線するんです
前から忍足の家はちょくちょく行っていたので道はバッチリなんですけど、家出してくるのは初めてで、ちょっぴりドキドキしながら呼び鈴を押すと忍足母が「はーい」と出てきて、
「あっ、侑士の母さん!こんばんは!侑士いますか」って忍足を呼んでもらうんです
呼んでくるわね、と忍足母が一度扉を閉め
侑士ー岳人君来てるでーと少し遠くで声が聞こえ、その数秒後に忍足が二階の部屋から降りてきて(この家の構成は完全に私の妄想)、
「なんやねん岳人突然来て」って玄関で岳人を見るなり眉をひそめた顔で言うんですね
その言葉に「ごめん侑士!父さんとケンカしてさ、今日泊めてくれねぇ?」と頭を下げながら頭上で手を合わせるんですけど
いやいや突然すぎやろ…と忍足は一瞬ハァ?といった顔をするんですね
でも岳人は父とよくケンカすると言っていたし、もしかして俺の家に家出してるくらいでっかい喧嘩したんか…?と一瞬にして色々考えを巡らせて、
「ちょお待って、ええけどとりあえずオカンに聞いてくるわ」と、岳人を泊めていいか母に聞くんです。
勿論忍足母は「ええでええで!賑やかで楽しいわー!」とか大阪のおばちゃんのテンションで快く招き入れてくれて。
それに岳人はめっちゃ嬉しそうな顔で「おじゃましまーす!」って言いながら家に上がるんです
どーしたん?岳人君家出?
そうなんスよ、父さんとケンカしちゃって!
と、忍足母と岳人が喋っている間に、保留していた電話口の向こうの謙也に「すまん謙也、なんや友達が家きたから今日はこのへんで」と言って
岳人君来てるでー!と母に呼ばれてからの数分間電話を待たせてたのに突然そんなことを言い出す忍足に謙也は
「ハァ!?待たせといてなんやおいまて侑」と、言っている途中で電話を切られて。
意味わからんわ!と1人電話に向かって突っ込んでいる謙也……は置いておいて。
まあその後忍足の部屋に上がるんですけど、
当たり前のようにベッドに速攻上がりくつろぐ岳人に、お前図々しいやっちゃなと忍足は言うんですが
「侑士のベッド広くて好きなんだよなー臭いけど」と、忍足に言いながらリュックに入れてきた漫画を出してひとり読みだすフリーダム岳人を推します。
忍足も、臭いってお前…と突っ込む気を無くすスピードのくつろぎ具合だったものだから、ベット側の背もたれがあるタイプの座椅子に座って恋愛小説を読み始めるんです。
なのに、いいシーンのところで岳人が「ていうかなあなあ侑士聞いてくれよ!父さんがさーー!」と、自分が漫画を読み終わったのをいい事に突然話しかけてきて
ああもううるさいなんやねんと思いながらも「なに」と小説を読んだまま聞き流そうとするんですけど、
あまりにも岳人が同意や意見を求めるような話をしてくるものだから、途中で読むのを諦めて栞を挟んで本を閉じ、溜め息を一つしているといいなと思います。
岳人の話を聞いているとまあまあしょうもない喧嘩だったので、なんやそんなことで家出して来たんかいな。と思いつつ、
まあ今日だけでもうこーへんやろ。と、おもてなしの心でちゃんと話を聞いてあげてるとそのまま岳人が寝落ち、翌朝自宅へ帰っていくフリーダム岳人(2回目)
そしてまた数日後に「侑士泊めてーー!!!!」と岳人がやってきて、その驚きの家出ペースに目を丸くしつつ、宿泊拒否をしても駄々をこねられるだけなのを解っているから
はいはい分かりました。と、また部屋に招き入れるのだと思います。そんな感じのスタートで岳人家出エピソードは行われているのだと思います。
忍足の家に来てテニスの話で盛り上がる!というより、お互いがお互いに好きな事をし始めて、たまに他愛のない事をどちらかが発してふーんへーと言うくらいの関係でいいです。
あ、忍足は独り言多いタイプだと思うのでそれを最初は岳人も拾ってたけどどんどん慣れてきて流し上手になってるといいですね。なんやねん忍岳かわいい