泣くもんか。

貫け。
自分が信じたものを否定したら嘲笑うくらいの覚悟。
その報いを受ける覚悟。

世の中生半可な気持ちでなんでもかんでもする輩が多くて本当にな。
覚悟もできないくせに自分は強いと思いこんでいたりだとか。
はりぼてで突き崩されたらなにも言えなくなるだとか。
そんなのであたしに挑もうなんて何年早いとお思い?

しかしだな、まだ泣かない。
余裕なんだよな。
あたしには歌があるから。
確実に、揺らがない言葉があるから。
信じられなくなったら、お終いだ。
一生を棒に振る強さも持ち合わせていないくせに、自分なんてどうでもいいなんて抜かすとはな。
矛盾している自覚があるのに貫くとは、それで幸せを求めるのは本当に愚かだと思うわ。

失ってから気づく大切さ。
さてさて、お馬鹿さんの言い訳も聴きたいじゃないの。
愚か者は気づかない。
気づかないから失ってから気づく。
そしてもう失くさないと決めるか、もういっそ全て捨てようとするか。
愚か者は繰り返す。
失い事怖い癖にやるんだもんなあ、本当に馬鹿なのかなんなのか。
蔑みはしない、同情もしない、ただただ、馬鹿だな、と。
嘲笑うでしょうね。
どうなるかうすうす感づいているのに、あえて実行するのは可笑しくないか、と。
わかっているのに過ちを繰り返すとはどういうことだ。
そんなに悲劇に落ちたいのか。
同情ひきたいのかと思われても仕方ないだろう。
そんな風な気の引き方は気にいらないな。

口調がざくざくなるのはね、余計な飾りで自分を隠すのが嫌だから。
やわらかい表現をするときもあるけどね、あたしは人に合わせて喋れるから。
それが出来ない人の方が多いからね。 
相手に同情するんじゃなくて、同苦だとか、共感だとか出来ないんだもんな。
自分が相手の立場だったらって、思わないとな。
優しくないな。
あたしからすれば、ね。
相手と一緒に泣いたり出来るこの能力は、感謝しているな。
いいことばかりじゃないけどな。
共感しすぎて、感情移入しすぎて泣いてしまうからな。
それは辛いけどな。 
それがあるから優しくなれるんじゃないか?
あたしは。

自分のために優しく出来ない奴に優しくされても矛盾しか感じないわ。
だから、そんなことで泣かない。

どうなんだろうか。

あたしが生きてきたやり方は普通の人からしたら辛いように見えるのだろうか。
確かになんでも同調するし、そりゃまあいいことばかりじゃないよ。
余計に辛くなることだってあるしな。
しかしその分誰かに優しく出来るのは事実だ。

相手のことを考えずになんでも出来たら楽だろうが、そういう奴には友達出来ないんだよなー。

一番後悔しない道を選ぶならいいだろう。
やっぱりって言って振り返るような生半可な気持ちで決断するな。
一回言ったことは取り消せないし、戻れない。
普通は、な。
相手があたしの場合は待っててやれるんだがな。
普通の人は手を離したらそれまでだもんなー。
あたしの深さと広さを見くびってもらっちゃ困るんだよ。

しかし人を裏切れば、それだけのリスクと伴う。
報いを受けることになる。
そういうカタチから本当になったものもあるが、いい顔はされないだろう。
そしてハッピーエンドの訪れを見たことがない。
自分のしたことは必ず返ってくる。
君はそこまで愚かだっただろうか?
わかってないのはそちらであろう?
それこそ愚の骨頂。
気づかない見ないふりをあたしが出来ると思っているの?

ここは誰もいない

誰も見ていないと高を括ってみようか。
あはは。
どうもこんばんは。

潜んでました。
密やかに潜んでおりました。

あたしは元気です。
こちらは本当に素晴らしき私の隠れ家になってくださっております、ありがとう。
きっとあたしの身近な人はここを知らないことでしょう。
以前、一人には教えた気がしますが、今更ここを保存しているとは思えません。
いたらびっくりする、かしらね。
あたしは気づかないけど。

誰がどこにいようと関係ないの。
あたしはあたしのフィールドで戦うし、生きるだろう。
距離だとか時間だとか関係なく、大切なものは大切であることに変わりはないし、決して揺らがない。
それだけは確か。
あたしは強かなのよ。

自立しようと立ちあがって、きっと背を向けてしまう。
眩しい過ぎて泣いてしまうならあたしの背に隠れてしまって、いい。
いつか目が慣れて涙が止まったら一緒に歩こう。

先はつらいことばかりじゃない。
幸せになるのが、君はこわいんじゃないのか?
幸せになって、またそれが壊れるのが、こわいんじゃないのか?
今が楽しければいいという割には、飛び込みきれずにいるんじゃないのか?

待つことは苦痛ではないから、あたしは待つけどね。
あたしが温度を失うことは、まず、ないから。
相当の自信ねあなたって言われそうだけども、ええ、自信、ありますわよ?
枯れることのない心の作り方は知っている。
感性はいつでも起きている。
臨戦態勢なら、いつでも取れる。
あたしの感性が枯れるときは心が死んだとき。

心を殺して君は生き続けるのか?
本当にそれでいいと思っているのか?
優しいっていうのは、自分にも優しくできることでもないのか?
自分なんてと思っているうちはきっと苦しかろうに。
それで自分は最低と思っているうちは、つらいと知っているだろうに。
愚痴を吐きだせるということは傷ついている証拠だろうに。

繊細な人ほど傷をたくさん抱えている。
だからこそあたしはそんな君を助けたくて、と思っているのは傲慢だろうか。
傲慢だな、あたしはそんな大層な人間じゃない。

さて、作戦を練るか。
あたしは元気ということで。
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